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BLUE SKY

BLUE SKY

その2

先生の口からでた言葉は こうだった。

あおいの 予想していたものとは まったく逆の・・・

『どうして着床したのかわかりません。

貴方の子宮の中には筋腫が あってね。

普通なら 受精卵が着床しずらいんだけど・・・』


それから 子宮筋腫の説明があったけど ほとんど

耳に入ってこなかった。

耳に入ってきたのは 次の言葉だった。

『そういうわけで 次の検診は 普通なら 1ヵ月後なんだけど

貴方の場合 2週間後に きてください。

それまでに 出血があったら すぐにきてね。

たぶん 2週間は もたないだろう・・・』

え? 今・・・なんて?

自分の耳を疑いながら 恐る恐る確認してみた。

『先生 それで 予定日は いつなんですか?』

先生は 淡々とした声で

『予定日なんていえませんよ。そこまで もちませんから』

( ̄□ ̄|||)

幸せの絶頂から 断崖絶壁 突き落とされた気がした。

涙は とどまることなく 溢れ出た。

家に帰っても食事のしたくなんて する気になれなかった。

やっとできたこの子とは あえないまま おわかれしなきゃいけないのか。

ずっと 一人で 泣き続けた。

真っ暗な中で。。。

何も知らず帰ってきたダーは 大変びっくりしてた。








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